中田研究室では, 広い意味でオペレーションズ・リサーチ, 機械学習, 最適化について研究することになります. 研究を行う際には, 数理的思考力やプログラミングの能力があるとよいでしょう. このため, 経営工学系の授業で例えると, オペレーションズ・リサーチ基礎/応用, モデル化とOR, 経営・経済のためのデータ分析あたりに興味を持った人が向いているかもしれません.
最近では企業と共同研究をする機会も増えています. そのプロジェクトに加わると, 現場で実際に起きている問題を数理的に解決する, 実データを分析して新しい知見を発見する, といった研究を行います. このような研究を進めるためには, オペレーションズ・リサーチ, 機械学習, 最適化の基本理論に精通した上で, 実問題に適応させる応用力が必要となります. 実問題ならではの難しさもありますが, 大学で学ぶような理論が実際に社会で利用される過程をリアルに体験することができます.
研究では, 未解決の問題に正対し, 何からの新しい知見を得る必要があります. これは容易なことではなく, 苦労を厭わず粘り強く課題に取り組まなければなりません. そのため, 研究室に所属する学生には, ただ言われたことを漫然とこなすのではなく, 自覚を持って意欲的に研究することを求めています. また, 大学院生に対しては, 最終的に得られた成果を学会などの場で発表することを期待しています (ということは, まず発表できる程度の成果をあげる必要があります).
研究室に興味を持った人は, まず訪問をして研究内容や研究室の雰囲気が自分と合っているかどうか確認して下さい. なお, 突然の訪問には対応できない場合がありますので, 事前にご連絡の上, 日時などを決めておくことをお薦めします. そして, 中田研究室を第1希望で大学院入試の願書を出すときは, 必ず出願前に中田教授に連絡して下さい. 研究室の学生と相談をしたい場合は, M2の稲葉 (メールアドレスの☆を@に変更) までお気軽にご連絡下さい.
オペレーションズ・リサーチ, 最適化, 機械学習が主なテーマです. 詳しくは研究内容のページや過去の研究成果のページを参照して下さい.
基本的には学生が自主的に研究テーマを選択するので, やりたい研究ができます. やりたい研究が見つからなければ中田先生と相談して研究テーマを決めます. 共同研究のプロジェクトに関わった場合は, 共同研究先・中田先生との議論を通じて研究テーマを決めていきます.
最新の研究成果について発表する総合ゼミと, 教科書を分担して読む輪読ゼミがあります. 前者は研究室全体で, 後者は学年別に行われています. 詳細は研究室紹介のページをご覧下さい.
学部4年生の場合の理想的なスケジュールは以下のとおりです. しかし, 人によって大きく異なります.
修士課程の学生の場合の理想的なスケジュールは以下のとおりです. しかし, 人によって大きく異なります. また, これに加えて就職活動もあるため結構忙しいかもしれません.
基本的な理論を理解していないと研究もできませんので, 必要に応じて研究室に入ってから勉強することになります. 基本的な数学 (論理・線形代数・微分積分など) がちゃんと理解できていれば, 勉強はそれほど難しくないと思います.
研究室に入ってからプログラミングの勉強を始める人も多いです. 必要に応じて必要な言語を身につけていけば大丈夫です.
学生室では1人1台の机とPCが割り当てられます. 希望者はデスクライトやブックエンドなどを使うことができます. また, 談話室にはホワイトボードやソファーがあり, ディスカッションを行ったりくつろいだりすることができます. また数多くの専門書を保有しています. 詳細は研究室紹介のページをご覧下さい.
自分が参加しているゼミの時間以外, 特にコアタイムはありません. しかしゼミの発表準備にはそれなりに時間がかかるため, 平日の日中は研究室に学生がいることは多いです.
飲み会が定期的に行われています. 大きな行事としては, 原則として全員参加の合宿のほか, 希望者で登山やスポーツ観戦に行くことも多いです. 詳細は研究室紹介のページをご覧下さい.
金融, システムインテグレータなどに就職する学生が多いです. 近年は, 業界問わずデータサイエンティストとして就職する学生が多いです. 詳しくは卒業生のページをご覧下さい.
余裕を持って意思決定をするために, 出願の直前にはならない方が良いです (出願後の研究室訪問は論外です). 年中対応していますが, 2月から5月に来る学生が多いです. どのような研究をしたいのか自分なりのイメージを持っておくと, より充実した研究室訪問になると思います.
関東圏外に住んでいるなどの理由で直接の訪問が難しい場合でも, まずは中田先生にメールでコンタクトを取って下さい. オンラインで話をするという方法もあります.
講義資料や使用している教科書を読んだり, 院試の過去問や中間・期末試験の過去問, 演習問題などを解いたりすると良いと思います. 講義資料や使用している教科書はTOKYO TECH OCWを参照して下さい. 院試の過去問は経営工学系の過去問ページからダウンロードできます.
東工大の経営工学系では, 試験勉強のための研究生は認めていません. 直接, 入学試験を受験してください.